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生活習慣病の元を断つために、特定健診で内臓脂肪をチェック


目には見えないところで、病気の元が蓄積されている可能性があります。特に40歳を超えた人は、内臓に脂肪が蓄積されるメタボリックシンドロームの状態でいると、脳梗塞や脳卒中といった大きな病気になる可能性が高いことがわかっています。特定健診では、メタボリックシンドロームを早期に発見し、病気になる以前のもっと早い段階から、生活習慣病を予防します。

特定健診とは?

1.メタボリックシンドロームの予防を重視した健診です

心筋梗塞や狭心症などの心血管系の病気や脳卒中などといった大きな病気になる危険性が高いメタボリックシンドロームを予防するため、「血圧」「脂質」「血糖値」「腹囲」の計測などを実施します。

2.受けた後のフォロー(特定保健指導)体制が整っています

特定健診の結果に応じて、個人にあった保健指導を行います。これからは受けっぱなしではなく、不適切な生活を変えていただくためのきめ細かな指導に重点が置かれます。

特定保健指導の対象となる人は?

※1 腹囲と内臓脂肪面積の両方を測定した場合は、内臓脂肪面積の測定結果を優先して判定を行います。
(内臓脂肪面積100cm2以上→(2)、内臓脂肪面積100cm2未満かつBMI25以上→(1))
※糖尿病、脂質異常症、高血圧を服薬治療されている人は、特定保健指導の対象とはなりません。
また、65〜74歳の人は、積極的支援の対象となった場合でも、動機づけ支援を行います。

オンライン資格確認等システムによる特定健診情報の引継ぎについて

当組合は、オンライン資格確認等システムを導入しています。このシステムの機能の1つとして、当組合に加入する前に加入していた保険者(以下、旧保険者)において実施された特定健診情報を、当組合に引継ぎすることが可能となっています。
この引継ぎにあたっては、オンライン資格確認等システムを用いて当組合が旧保険者から特定健診情報の引継ぎを受ける場合に限り、加入者本人の同意を得ることは不要とされています。
旧保険者で実施された特定健診情報の引継ぎを希望されない場合は、下記の「オンライン資格確認等システムによる保険者からの特定健康診査情報の引継ぎに関する不同意申請書」の提出をお願いいたします。

まずは健診を受けましょう

75歳以上の人を対象とした後期高齢者医療制度に、各健康保険組合等は、「後期高齢者支援金」を拠出しています。この支援金額は、特定健診・特定保健指導の実施率に加え、特定保健指導の参加率など、複数の指標により評価され、加算・減算されます。(加算・減算率の法定上限10%)
被保険者および被扶養者のみなさんが健診を受けることが、健保財政に影響を与えることになりますので、日頃の健康的な生活習慣を実践するとともに、年に一度は必ず健診を受けてください。



健診結果からわかるメタボリック度を改善するために


健診を受けた方には、生活習慣の重要性についての基本的な情報をお知らせします。さらに生活習慣病を発病するリスクが高い方は、「動機づけ支援」と、よりリスクの高い方は「積極的支援」の対象者にわけて、メタボリックシンドロームの状態を改善する特定保健指導を行います。医師や保健師などによる面接や指導のもとに、個人ごとで生活習慣を改善するための行動計画を策定し、生活習慣の改善をサポートします。

●個人個人のリスクにあった支援を実施



●各メニューごとの支援の流れ

◆動機づけ支援


◆積極的支援

2024年度から始まる第4期では、特定保健指導によって成果が出たかどうかを評価する「アウトカム評価」が導入されました。
アウトカム評価の主要達成目標は「腹囲2cm・体重2kg減」となっており、初回から3ヵ月以上経過後の実績評価時に目標を達成した場合、特定保健指導は終了となります。 (「腹囲2cm・体重2kg減」を達成していなくても、「腹囲1cm・体重1kg減」や生活習慣病予防につながる行動変容が認められた場合は、成果として評価されます。)


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